登山歴一年の家族が中岳に挑戦!稜線から望む火口に鳥肌。(阿蘇市黒川)

登山

こんにちは。もぞ太です。

2021年9月、登山をはじめて約一年の我々もぞ太ファミリーが、満を持して中岳に挑戦しました。

阿蘇五岳のひとつである中岳は、標高1,506m。

五岳の中で、高岳(1,592m)に次ぐ標高です。

噴煙を上げる中岳火口は、地球の圧倒的なパワーを感じます。

登山口付近の砂千里ヶ浜は、まるで火星にでもいるかのような異世界感があります。

阿蘇五岳に登る際は、噴火警戒レベルによっては登山ができない場合がありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

また、中岳火口周辺の規制情報も事前に確認しておきましょう。

噴煙が濃い場合は火口周辺に近づけない場合があります。

中岳第一火口付近は近づけない日でも、登山口には行ける場合もあるようです。

事前のチェック、大事ですね。

言うまでもありませんが、特に子供連れで登山をする場合は天気にも注意しましょう。

地上は晴れていても、阿蘇山上には雲がかかっていることも多いです。

視界が良い、晴天の日に登るのをお勧めします。

ちなみに、今回私たちが登った「砂千里ルート」は、噴火警戒レベル2の時は、一部通行不可になります。

噴火警戒レベル2でも「皿山迂回ルート」は通行可能です。

阿蘇山噴火警戒レベルの確認はこちらをクリック!

阿蘇山火口規制情報こちらをクリック!

阿蘇山登山情報こちらをクリック!

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駐車場

今回私たちが利用したのは、阿蘇山上有料駐車場。

普通車は500円。

派出所側の駐車場は無料ですので、こちらに駐車して準備をしていたところ、登山の方はなるべく有料駐車場を利用して欲しいと係りの方にやさしく注意されたので、有料駐車場に移動しました。

長時間の駐車の際は、有料駐車場を利用した方がいいみたいです。

以前は「阿蘇山ロープウェーのりば」の特徴的な建物があった場所に、現在は「阿蘇山上ターミナル」が建っています。

現在はこの建物が建っています。

寂しいですが火口までのロープウェーは廃止となり、シャトルバスが運行されているようです。

ここから有料道路を通り、もう一段上の火口周辺の駐車場か砂千里ヶ浜駐車場(登山口最寄り)まで行くこともできます。

有料道路の先にはトイレがありません(たぶん)ので、阿蘇山上ターミナル内のトイレか、有料駐車場内にある公衆トイレで事前に用を足しておきましょう。

有料駐車用内にある変わったデザインの公衆トイレ。

有料駐車場から砂千里ヶ浜登山口までは歩いて20分程度です。

私たちは歩いてそこまで向かいました。

駐車場から砂千里ヶ浜登山口を目指し出発!
有料道路沿いの遊歩道を通り登山口へ。
登山口に到着。ここからスタート。

砂千里ヶ浜駐車場に到着!

登山口に到着し、頂上だー!と無邪気に喜ぶ長男(4歳) (^-^;

ここからがスタートです!

休日の午前11時くらい、登山口前の駐車場は既に満車でした。

もう一段上に、火口周辺の駐車場もあります。

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登山スタート!

砂千里ヶ浜に設置されている木道を進みます。

火星を歩いているような気分になる、異世界感がハンパない!

そこら中に噴石がごろごろ。

恐竜の卵みたいな石も。

砂千里ヶ浜の木道からスタート。
恐竜の卵(みたいな石)発見!

木道は丘の上へと続いていきます。

丘の上に伸びる木道。

後で気づきましたが、登山道は木道を通って丘の上を歩き、また砂千里ヶ浜に降りてきます。

普通に砂千里を突っ切ってショートカットできたじゃーん!

慣れてる人はそうしてるみたいですね。

帰りはショートカットしよ。

道が作ってあれば、道の上を通らねばならぬという古来より受け継がれる概念に抗えぬ私(^-^;

丘の上の道も、砂千里ヶ浜を見下ろしながら歩くので、素晴らしい景色。

火口、7個もある砂千里ルートから中岳を目指す。

丘の上の道から、砂千里ヶ浜の端に降りてきてからが、本格的な急登の始まりです!

頑張るぞー!

この丘を下り、砂千里ヶ浜の端に降ります。
砂千里の端に降りてきてからは、矢印を頼りに進む。

下マップの赤いピンを刺したあたりが現在地。

ここまでは砂の上を歩いてショートカットしても来れます。

ここから先の登山道は黄色い矢印が目印。

目の前に待ち構える急登。

たのしこわい! 急登!

岩ゴロゴロの急登を登ります。

急登に差し掛かるほぼ手前で、一度右の谷底に下り、右側の山肌を登ります。

矢印を見落とさないように進みます。

ルートは、ざっくりこんな感じです。

子供達の様子をみて、無理っぽかったら引き返すことも考えていましたが、小学生組(小4と小2)の娘達はどんどん登って行きます。

手を使って登った方が断然登りやすいので、軍手は必須です!

次女は、たのしこわい!との造語を発明。

4歳の長男も私が手を繋いでサポートしつつ、できるだけ自分の足で登ります。

登山を始めておよそ1年。頼もしくなったなぁ・・・。

たのしこわい、登り。
小4と小2の娘はどんどん登る。

お茶のみ休憩しつつ、自分たちのペースで登ります。

半分を過ぎたあたりから、さすがに小学生組にも疲れが見え始めました。

急登を登り切って感無量の次女。

私たちはこの急登を50分程かけて登りました。

一般的な大人の足だと、だいたい30分から40分位で登れると思います。

さぁ、ここからは、なだらかな登りをサクッと登って、稜線歩きです。

圧巻の稜線!

阿蘇の、地球のエネルギーの凄まじさを感じる景色が続きます。

景色がやばい。

スマホのカメラでは、なかなか伝わらないでしょうが、とにかく景色がやばい!

稜線上を歩き中岳山頂を目指します。

小学生組はだいぶ疲れが見えますが、そんな中、ひとり気を吐く4歳児。

「山登り楽しいな~」などと言いつつ、抱っこもせびらず、頑張っています。

が、この後、地獄が・・・。

火口を見下ろす頂上っぽいところに到着!

座り込む次女。

でも、ここが頂上ではないのだよ、もう少し頑張れ!

頂上っぽいけど頂上じゃない場所。座り込む次女。
山頂見えてるぞー!
サクサク進む4歳児。
余裕のピースサイン。が、この後燃料切れ。

登頂!

稜線をたどり、ついに登頂!

噴煙を上げる火口。

その向こうに草千里、烏帽子岳、杵島岳。

眼下に火口どーん。

途中、やる気が急降下フリーフォールだった次女も、私と長男ペアに追いつきゴール!

登頂に成功!

みんなよく頑張った!

駐車場から山頂までの所要時間、約2時間40分。

駐車場から登山口まで30分。

登山口から砂千里の端(急登の手前)まで30分。

急登50分。

稜線歩き50分。

子供達の、とりわけ4歳児のペースを見ながら進みましたので、これだけの時間を要しましたが、一般的な大人の足だと1時間半から2時間程度の道のりだと思います。

山頂は風が冷たく、上着を羽織り、おにぎりを食べました。

絶景をみながらのおにぎり、美味し!

おにぎり美味し!

下山時、長男エネルギー切れにつき爆睡。

中岳の頂上から東に30分程で高岳の頂上まで行けるようですが、これから向かうのは、さすがに無理。

時間も昼の2時過ぎだし。

下ります。

おにぎりとお菓子で復活した子供達。

阿蘇山上ターミナル内で売っている、火山灰ソフトクリームを目標に、足取り快調です。

と、ひとりエネルギー切れの長男。

明らかに足取りが重くなり、抱っこ~。

きました、きました、いつものパターン。

想定内、想定内。

息子が頑張った分、今度はお父さんが頑張る番だ。

息子をだっこして下ります。

が、気づくと寝てるし!

寝られたら抱っこは倍キツイ。

これは想定外・・・。

急登を下るときは細心の注意をして下りました。

下りはゆっくり、ゆっくり。

幸運にも急登下りの途中で目覚めてくれたので、そのあとは楽でした。

ふーっ(;´Д`)

砂千里に降り立ったあとは、今度はショートカット!

約2時間で下山。

お待ちかねの火山灰ソフトクリーム(黒ごま味)がめちゃめちゃ美味かった~!

帰りは砂千里をショートカット!

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