【インド旅日記】 早朝のタージマハル。ファーテープルシークリの少年ガイド。

もぞもぞ雑記
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圧巻のタージマハル

2008年3月3日 HOTEL Pratap in Jaipur

たぶん、楽しいことを想像すれば自然と幸せな出来事が集まってくるのだろうし、いつもマイナスのイメージに囚われていれば、良くない物事が集まってくるのだと思う。
インドでなく、どこにいてもそれは同じなのだろうけど、インドはすごくそのことが顕著に現れる所だと思う。

アーグラーのタージマハルはインドの中で最も有名な観光スポット。ただただすごい!!朝6時半にMrアジューと待ち合わせ後に向かった朝のタージは薄くもやがかかっていて、遠くから見るとこの世には存在していないもののように見えた。

タージマハル後、ホテルへ戻り、朝食。その後ジャイプルへ。
道行く、ラクダ車、ゾウ車、馬車、牛車・・・。

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ファーテープルシークリの少年

途中ファーテープルシークリに寄った。ここでしつこくガイドをさせろという16歳の少年と出会った。彼が言うには、「入場は260ルピー必要だが、自分がガイドをすれば100ルピーで中も見れる。なぜなら自分はファーテープルシークリの中で働いているからだ。」とのこと。「英語も、ポルトガル語も、イタリア語も話せる!」と言う。日本語は?ときくと「ちょっとだけなら。」と苦笑い。あまりに熱心だったので、彼にガイドを任せることにした。
他の観光客がぞろぞろとチェックインカウンターへ向かうのを横目に、「こっち、こっち。」と怪しげな古城の裏側へ連れていかれた。どうやら正面から入るのではなく、抜け道から入るようだ。はたして、僕はただで古城へ入ることができた。彼は熱心にガイドしてくれたので、110ルピーを払ったら、非常に喜んでいた。ただ、「コレクションで1ドル札を集めているので1枚くれないか?」と言うので、それは断った。さすがにインド人は抜け目ない。

屋台のホットミルク

夕方6時ころジャイプルに到着。明日の約束をしてMrアジューと別れた。
ホテルで時間を持て余していたので、暗くなった7時過ぎころタバコを買いに出かけることにした。1キロくらい歩いてようやくタバコを置いている屋台を発見しインドのタバコを買った。
帰り道、「日本人!こっちに来なよ!」と声がしたので、その兄ちゃん達の方へ歩いて行った。5、6人の兄ちゃんおっちゃんが居て、屋台で何かを売っていた。「どっから来た?日本のどこ?インドはどう?」等々、お互いに片言の英語で話した。彼らの写真を1枚パシャリ。「May I take photo?」と言うと、こっちの人たちは喜んで集まってくる。これは何?と目の前の巨大中華鍋のようなものに入った白色の液体を指して尋ねると、「ミルク」とのこと。飲むか?と言われ。もちろん!とこたえる。6ルピーのところを、「俺のおごりだ。」とおっちゃんに言われタダになった。甘くてうまい。
ナマステーと両手を合わせて別れの挨拶をすると、彼らも嬉しそうに「ナマステ―」と返してくれた。何だかすごく幸せな気分だった。ホットミルクは世界を平和にするのだ。

ホテルへ帰ってドアの鍵が開かず苦戦していると、2人の日本人がとなりのとなりの部屋に入っていった。関西人の学生さんだそうだ。ホテルの人に鍵を開けてもらい、持ち帰った幸せな気分をそのままに、レストランでビールを飲んだ。

夕食後、またまたドアの鍵に苦戦を強いられていると、となりのとなりの学生2人が部屋からちょうど出てきた。これから夕食とのこと。彼らに手伝ってもらったが、開かない。結局、後からやってきたインド人の彼らのガイドさんが開けてくれた。神戸の学生の4回生で、1人は就職が決まり、もう1人は院へ行くのだと。どうか彼らも良い旅を。

そんなわけで、今日もいくつかの小さいながらも愉快な出会いがあった。自然体でいれば、変な偏見を持たず、眺め、歩き、話せば、当たり前のように自分に近い感覚の物が集まってくる。今のところ、旅は順調だ。と、昨晩のホテルにiPodを忘れてきたことに気づく。ガーン。

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